今の保護者世代の方々は、学校などで性教育を受けた記憶はありますか？
男女別に、それぞれの体の発達についてサラっと、保健室の先生がお話したことはあるかもしれません。
性については「寝た子は起こすな」「大人になれば自然と分かるもの」等と言われてきました。
ですが、そもそも性教育は性行為のことだけではないし、性教育とは命の教育なので、「自然と分かるもの」ではないのですね。
オハナ代表の佐野は、こどもたちに「自分の体は自分のもの。性器もお風呂で洗って清潔にすれば、汚くも、臭くもないよ。」ということを伝えることが大切だと考えています。
また、こども達が自分自身の体と心の成長に戸惑うときに、できれば身近に相談できる大人がいてほしい、とも…。
最近は乳幼児期からの性教育絵本も書店に出回っており、保護者の方からも今回の企画に興味がある旨のご連絡がありました。
保護者の方々の「こども達に寄り添いたい。こども達を大切にしたい」というお気持ちにも応えるべく、今回の絵本は多様性に焦点を当てた2冊を選びました。
こども達、可愛い挿絵の絵本に夢中になる子、次はなんだろー？とワクワクする子、絵本よりもお絵描きがしたくなる子、うーん！飽きちゃったな！な子。
最初はマイクの調子が悪く、声が聞こえづらかったかな。ごめんね。
保護者の方々も絵本を楽しんでくださったように思いました。
絵本の次に、市内の助産師、櫻井裕子先生のプチ講習…の予定でしたが、保護者の方からのご質問を受けて急遽、座談会となりました。
各ご家庭でのお悩みを話したり、他のご家庭のお話を聞いたりする機会はあまりありません。
「うちだけじゃないんだ」「こんな風に接する方法もあるのか」
このような共感と新たな発見は、話し合う場があってこそではないかと思います。
このような形で、こども達とも話し合う場ができるといいな、と感じます。
また、今回命育さんから発信されたばかりの『乳幼児期の性に関する情報提供－保健師や親子に関わる専門職のための手引き』について情報提供を受け、急いで印刷し、当日持ち込みました。
こちらの手引きは専門職だけではなく、保護者の方にとっても分かりやすい内容になっています。
ぜひ、こども達に関わる多くの方々に手に取ってみてほしいです。
とは言え…こども達は元気いっぱい！とにかく遊びたい！
保護者の方々が櫻井先生のお話を聞いている間に、ちびっこ達はバルーンアートをやったり、お絵描きや手形スタンプに夢中です。
こども達にとっては、「なんか楽しかった！」という感覚が一番大切なのかなと思います。
今日の絵本の内容は覚えていなくても大丈夫。先生のお話も分からなくて大丈夫。
ただただ、なんだか楽しくて、お弁当も美味しかったな～という思い出が、心のどこかに残ってくれたら嬉しいです。
その美味しいお弁当を、愛情こめて作ってくれる調理ボランティアの皆さん。
一年間本当にありがとうございました。
埼玉県こども食堂ネットワークを経由して、関東ダイエットクック様よりご寄贈いただくお惣菜も、調理ボラではなくお手伝いサポーターさんに徐々にお願いしています。
これだけの品数を短時間で用意することはできないので、大変ありがたいご支援です。
ちなみにですが、調理ボランティアは楽しいです。
皆さんとても気持ちの良い方ばかりで、毎回、和気あいあいと調理にあたっています。
今回、最初に調理室へ向かった櫻井先生が「あれ？お料理教室かな？場所間違えたかな？」と思ったそうです。
この日は春の陽気でしたので、お弁当持ってピクニックに行ったご家庭もあるのでしょうか。
ピンク色の花形カマボコが可愛らしく、「わー！キレイ！」と喜んでくださった皆さんの姿を見てほっこり。
お土産にはゼリーやお菓子の詰め合わせ（Ｙ様より）、雑貨などがありました。
ご支援くださった皆様、誠にありがとうございました。
最後に…オハナは2022年3月3日に、特定非営利活動法人オハナプロジェクトを設立しました。
2022年度からは更にパワーアップした活動ができるよう頑張ります。
2021年、たくさんのご協力やご支援をありがとうございました。
コロナ禍にも関わらず、お子様を連れてきてくださった保護者の皆様も誠にありがとうございました。