開催レポ_産後ケアDAY1.24

助産師のあっこ先生、整体師のかおり先生にご協力いただき、クプで初めての産後ケアDAYを開催いたしました。

可愛いベビーを連れた親子2組様にご参加いただきました。ありがとうございました(^^)

本日は以下のようなプログラムで開催しました。

  • ゆりかごケア(赤ちゃんへの優しい整体)
  • 赤ちゃんへのセルフケア・プチレクチャー
  • 助産師による授乳育児相談(体重測定あり)
  • 保護者同士の交流
  • 鉄分たっぷりランチ付き

午前10時~午後15時までの長丁場だったため、参加前は少し不安があった方もいらっしゃいましたが、会が進むと「たっぷりおしゃべりできて良かった」「体も気持ちもリセットできた」との感想もあり、ゆったりお過ごしいただけました。

ベビー達にとっても長丁場でしたが、Tちゃんは良く寝てくれていましたし、Sちゃんもあっこ先生に抱っこされてニコニコ、スヤスヤでした。ベビー達もご協力をありがとう(#^^#)

整体師のかおり先生によるゆりかごケアです。ベビー達、とっても気持ちよさそうですね…

 

“向き癖、背中スイッチが過敏、反り返りが激しい、母乳が飲みにくい、便秘など。赤ちゃんの首や頭に優しく触れ、緊張を緩ませる整体です。”

参照:ゆりかごケア https://yurikagocare.net/ より

 

ゆりかごケアについてもっと知りたい!という方はコチラからどうぞ♪

かおり先生は “ママの睡眠不足とからだの負担をなくしたい!” との想いから、

赤ちゃんとママが快適で楽しい毎日を過ごせるように、と、からだのケアや整体講座、ワークショップを行っていらっしゃいます。

そんなかおり先生のお気遣いから、「事前の問診票によると今日ご参加のお二人とも、ママのお身体もお悩みがあるみたいです。今回はママ整体はプログラムに入っていませんが、骨盤チェックくらいやっても大丈夫ですか?」とご提案いただきました。

ママたちからは「整体が気持ち良さすぎた・・・」と整った~の感想をいただきました。

あっこ先生には司会進行からベビー達の抱っこ、ママたちとのおしゃべりと見せつつの母乳育児相談のご対応を頂きました。

やはりですね…産前産後というのは特段何かのイベントではなく日常生活そのものですから、日常生活の中での多岐に渡る個別的なお悩み解消の場としての「おしゃべり会」というのはとても大切だと感じました。

 

『はい、今日は “お悩み” 相談の日です。お悩みをぜひ、お聞かせください』というような場ですと…

「これって悩みって言っていいの?」

「他の人たちはもっと頑張っているのでは?こんな小さなことで悩んでいるなんて自分はダメなんじゃないか?」

「自分が何に悩んでいるかが分からないんだよな」

となりがちだと思うのですね。

 

それが、皆さんとの自然なおしゃべりの合間合間に出てくる様々なお話を聞くと…

「あ、私だけじゃなくて、同じ気持ち(悩み)の人がいたんだ」

「これは悩みって言って良かったんだ」

「今思うと、他の子育て世帯の方との交流が無くて孤独だったのかも…」

など悩みについての共感や新たな視点が生じて、気持ちが軽くなったり、お悩みに対しての解決策としてご自身が何をしていきたいかが明確になったり、ご自身が望む日常生活を過ごすための選択肢について考えがまとまりやすくなりますね。 

 

あっこ先生は東久留米や西東京市など、新座市近隣でもご活躍されています。

あっこ先生の企画に参加したい方など、興味がある方はコチラから♪

親子のひろばクプは、赤ちゃん食堂としてボランティア・ベースで活動しています。

通常のクプでもボランティアが参加者の皆さまのお話をよく聞けるよう、ボランティア研修を実施していますが、どうしても産前産後は医療の視点による助言が必要になる場面が多い物です。

今回は助産師のあっこ先生に医学的なエビデンスに基づくアドバイスや情報をいただけて大変、有意義でした。

赤ちゃん食堂という地域住民がボランティアに参加できる、ボランティア・ベースの活動の大切さと同時に、専門職と連携した企画の大切さを改めて感じた会となりました。

専門職との連携と言えば、今回の昼食メニューについても同じことが言えます。

今回はあっこ先生より「産前産後は慢性的な貧血状態になりやすいため、鉄分たっぷりの昼食メニューだと参加者の方への栄養指導もできてありがたい」とリクエストがありました。

こちら、日曜日に開催しているこども食堂アロハにいざの調理リーダー、調理師で認定産後ドゥーラ、かつ、にいざ食育推進リーダーの伊勢和美さんにレシピをご依頼し、「鉄分たっぷりも大切だけれど、子育て中に手軽にできる調理、という視点も加えてはどうか」という認定産後ドゥーラの伊勢さんならではのレシピを考案いただきました。

  • サバ味噌煮の缶詰をつかったサバ味噌のみぞれ煮込み
  • ほうれん草と人参、ヒジキの白和え
  • 豆乳スープ
  • ごはん
  • デザートにイチゴ
  • 食後のお茶にルイボスティーとリンゴの甘煮

ヘム鉄、非ヘム鉄との組み合わせ、吸収率を考慮してのレシピ考案に加え、「毎日忙しい合間の調理が手軽になるように」との伊勢さんのご配慮です。

今回はサバの味噌煮缶200gを3缶使いました。缶の中のサバをお鍋に移し、大根おろしを加えたところに、1缶分の味噌煮の汁を加えて煮込みます。

たったこれだけですが、缶詰独特の臭みが消えて、味もマイルドになり、小さなお子さんでも食べやすいメニューになります。

サバの味噌煮缶は缶詰の状態で既に味もついていますし、何より骨まで食べられるように煮込んでありますので、美味しく骨まで全部食べられるのがとっても嬉しいメニューですね!

伊勢和美さんのブログはコチラから♪

今回は埼玉県少子政策課の牧野様に視察にきていただき、赤ちゃん食堂の様子や産後ケアへの取り組みを見ていただき、赤ちゃんの抱っこも体験いただきました(^^)Sちゃん、ご機嫌です。

本日の産後ケアDAYを開催し、参加者の方々からは、月齢の近い親子のリアルな場での交流会を強く希望する、というお気持ちを伺うことが出来ました。

また、あっこ先生、かおり先生からも次のようなコメントをいただきました。

― やはり、産後のママさんたちの孤立、孤独は、ひしひしと感じました。
そこで、専門職の出番ではありますが、こちらがしっかり職業として参画できると、つまりはきちんと報酬を得ることができて関われると、自助努力や自己犠牲ではない、ケアの質の担保ができると思いました。
ボランティア的に動くことも、もちろん素晴らしいですが、生活そのものである産前産後、子育てにおいて、しっかり継続できるシステムが必要と感じます。専門職も人で生活がありますから。
 
また、医療従事者には女性も多くいます。その方たちも、出産の機会があります。
専門職が継続的にケアを提供できることを、身をもって体験した医療従事者は、自身の活動でも母子保健に関わっていく意欲にもつながるのではないかと思いました。
 
そして、母子保健は、一つの視点だけではやはり不十分。
いろいろな課が柔軟に連携できることか、市民への安心安全と、行政への信頼につながるものだと考えます。
 
篠宮晃子先生より
― 赤ちゃんの整体だけでなく、ママへの整体もできて、喜んでいただけたので良かったです。
助産師&整体師の2人で行うため、どうしても高額になってしまいます。
行政からの支援が無いとなかなか参加に踏み切れないと思います。
産後の骨盤矯正の頻度は、月に3〜4回が理想です。こまめなケアができるとなお良いと思います。
 
横井香里先生より

オハナプロジェクトでは、行政で展開されている産後ケア事業、産前産後ケア事業のいずれにも参加型・集団型の実施がとても必要だと行政への働きかけを行っています。

「産前産後は特別なイベントではなく、日常生活そのもの」という認識で、産前産後の日常生活のケア、サポートを実現していくため、行政と専門職のみならず、地域住民も担い手として参加できる事業導入を目指していきます。

来月の産後ケアDAYは2/21(火)に開催します!参加をご希望の方は公式InstagramよりDMにてお問い合わせください。

~感謝申し上げます~

この事業は、埼玉県NPO基金の助成(カツミテクノ株式会社 創業50周年記念寄附)により実施しています。

主催:NPO法人オハナプロジェクト

協力:篠宮晃子(助産師)、横井香里(整体師)

後援:新座市

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