何かをきっかけに、「これからは困っている人を助けよう!」という
とても優しい気持ちを行動に移してくれる方が多くいます。
その「困っている人」の中に、
どうか身近な方々やご自身を含めることを忘れないでね、とみんなにお伝えしました。
例えば、毎日お世話をしてくれるお父さん、お母さん。
喧嘩することもあるだろうけど、何かと楽しい時間を共有できる兄弟姉妹。
そして、学校で共に過ごすお友達や先生達。
おうちの方、学校のお友達や先生達のお手伝いをはじめ
自分の身近な人たちが困っていそうなときには「手伝おうか?」と声をかけること、
助けてもらった時には感謝を伝えること、
これはとても大切なことだと私は思っています。
毎日の小さな「困った」を支え合えることが、これから出会うかもしれない大きな「困った」へ
ともに取り組む土台になると考えているからです。
そして…誰かの「困った」に寄り添う時の自分自身のコンディションも大切にしてほしいのです。
自分の心や体が大丈夫な状態でないときには、無理をして誰かに寄り添うことよりも、自分の身心を大切にしてほしい。
「自分のことは二の次で、困っている人を助ける」
誰かを助けたい気持ちは素晴らしいことだけれど、その一心で、自分がなおざりになってはいけないと思うのです。
私は、これからの時代は、もっと自分の心身や気持ちを大切にして良いはず…とも感じています。
インタビューをしてくれたグローバル委員会のみんなをはじめ、
ボランティアに興味を持ってくれるこどもたち、大人たちにはとても優しい方が多いように感じています。
だからグローバル委員会のみんなにはお願いをしました。
「みんなはとても優しい気持ちを持っているし、色んな人の「困った」を助けられると思います。
ですが、まだまだコロナ禍なので、もし、みんな自身の気持ちが “なんだかおかしいな” “モヤモヤして元気が出ないな”
そんな風に感じるときは、まずは自分自身も大切な存在なんだと思い出して、身近な大人の人に伝えてみてほしいです」と。
みんな自身の「困った」に対しても、「これは相談してOK」「これは相談しちゃNG。もっと頑張らなくちゃ」と優劣つけず
ありのままの自分の気持ちを受け入れてほしいな。
大人でも難しい、こんなお願いをみんなに伝えました。